漂着物調査を行いました
11月5日(日)、「琴引浜の鳴り砂を守る会」による
漂着物調査が実施されました。この調査には、毎回、地元
網野高等学校ボランティア部の部員が協力してくれます。
開始前、調査の方法や注意点について同会顧問、安松貞夫
氏から説明を受けます。
調査は、厳重な調査マニュアルに沿って実施されます。
どんな細かなごみも漏らさず採集できるよう、様々な
道具が必要。
横10m×縦30mの調査区域を決め、汀線から海、中、
陸、三つのグリッドに区切り、このエリア内のゴミを
採集するという調査方法。
縦一列に並び、横へ移動しながらゴミを拾い集める。
どんな小さなゴミも徹底的に拾い集め、トレイに入れる。
マイクロプラスチック(劣化し細かく砕けたプラスチッ
クごみ:5mm以下の大きさの物をいう)。
海洋環境汚染最大の脅威と云われるのがこれです。
集められたゴミは3か所のエリア別にブルーシートの上
に広げ、8種類に分別される。
レジンペレット(右容器:プラスチック製品の原材料
になる樹脂の粒)も多い。
2種類の調査票に細かく記入していく。
特殊な道具を用い、深さ2,5㎝までの砂を採取。
目の細かい篩(ふるい)にいれ、砂を洗い落として砂
中に紛れている細かなゴミも調査。
白いのは、発泡スチロールが砕けたものか。
海側、中央部、陸側で採集されたゴミ。
重量まで測るという徹底ぶり。
ここで得られた調査データは、海洋ゴミの調査機関である
JEAN(ジーン:Japan Environmental Action Network)
やNPEC(エヌペック:環日本海環境協力センター)な
どにも送られる。
このような地道な調査が報われる日が来ることを願いたい
ものです。
調査に協力してくださった、会の皆様、網野高校ボラン
ティア部の皆様、ありがとうございました。
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2017年11月8日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:守る会からのお知らせ
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