新聞の凡語に掲載
今年7月末、モーリシャス沖で日本の貨物船わかしおが座礁し、1000トンの重油が海に流出するという事故が発生しました。
これを受け、京都新聞より「琴引浜の鳴り砂を守る会」へ取材が入りました。
「これで鳴き砂も終わりかと思いました。」真っ黒の重油が鳴き砂の琴引浜1800m全てに打ち上った。
愕然とする中、重油が漂着したその日から、重油回収作業を始め、鳴き砂を少しでも持ち出さないように、篩にかけ、目詰まりする砂は海水を利用して洗ったり、竹で三脚を組み篩をぶら下げて省力化したりと、試行錯誤しながら、3ヶ月かけて延長1800m浜全体の砂を篩にかけるという、気の遠くなる作業を続けました。
ニュースを聞きつけ、全国からボランティアが駆けつけてくださいました。3月末まで延べ12,709人の方が琴引浜の重油回収作業に携わり、土のう袋16,619袋を回収。そして、美しい白砂がクックックと鳴く・・・
今から23年前の1月、ロシアタンカーナホトカ号重油流出事故で、島根から秋田県の沿岸に大量の重油が漂着しました。
琴引浜では、多くのボランティア、地元住民、琴引浜の鳴り砂を守る会メンバーの献身的な作業で、見事きれいな鳴き砂を取り戻すことができました。
「除去のノウハウもあるし、行けるものなら少しでも手伝いたい・・・」琴引浜の鳴り砂を守る会メンバーは語る。
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2020年9月7日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:守る会からのお知らせ
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