琴引浜を見下ろす白滝神社
琴引浜中央付近の山霊に建つ白滝神社は大物主の命を祀る神社である。
元々は白滝の上に建立されていたそうだ。
石段の中央部には、昭和2年3月のM7の北丹後大震災で折れてしまった鳥居の一部が今も残っている。
琴引浜にはその浜を守るかのように、水を名にする白滝神社と海を蔵とする海蔵寺。
社もそれぞれ風の通り道をはさんで南東と北西を向く。
大物主を祀る神社である白滝のご神体は水辺の社らしく、「流木」なのだそうだ。
男体の形をしたご神体と女体の形をしたご神体が本来あったと聞く。
現在は盗賊に合い女体のご神体のみが祀られているという。
出雲神社(大国主神・大物主神)に代表される恋成就の信仰の流れと女体神が男体神の帰りを待っているかのように思えることから「恋愛成就」碑を献上したのではないだろうか。
そう考えると、ただ単に恋愛を祈願するというよりは、むしろ自分の「恋心を誓う」ものなのかもしれない。
ひっそりとした小さな社に。
しかしその思いは渚広がる琴引浜に非常にマッチする。
石英の宝石名は「水晶」その霊石としてのパワーとも合致する。
なかでも「天使の涙」と称される鉱石を多く含有する琴引浜と、その守り社に凛とした清い強さが秘められていることが、その空間を創っているのかもしれない。
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2019年1月16日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:写真集~琴引浜だより~
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