7/22 アブラゼミ羽化観察会
7月22日、琴引浜からほど近い離湖(はなれこ)公園
にて「アブラゼミ羽化観察会」を開催。
講師は“セミ博士”、嶋田勇氏にお願いしました。
まずは、セミの生態について説明を受けます。
午後7時30分頃になると暗くなってきました。
セミの羽化は夜。天敵(小鳥)から身を守るためです。
「セミの幼虫を捜して下さい」の掛け声と同時に33名
の参加者が一斉に、立木の幹、根元付近を捜すと・・
地中から這い出てきたばかりの幼虫を発見。
あちこちから「おったー!」という子供たちの声が。
コンクリートの表示板にまでいました。
嶋田氏によれば「立っているものなら何でもいい」そう。
この日は、本当に沢山の幼虫が出てきました。
この木は観察しやすそうです。
幼虫の動きが止まり、しばらくすると背中に割れ目が
でき、羽化が始まります。感動の瞬間。
その様子を大人も子供も興味深く観察します。
中には、羽化に失敗して落下するセミもいました。
そっと木に戻してやりましたが、その際、羽に傷を負って
しまったようで、羽の先端に体液のようなものが見えます。
嶋田氏によれば「セミの血液は緑色」なのだそうです。
地元ケーブルテレビが取材に来てくれました。
感想を聞かれ、緊張の面持ちです。
羽化直後は羽が水平ですが、しばらくすると山型に変化
してきます。この状態になれば「羽化完了」。
朝までには、体の色も茶色くなり、飛ぶこともできるそうです。
観察会は午後9時で終了し解散しましたが、片付けをし、
帰る頃(9時半頃)に、もう一度周囲を見てみると、
御覧の通りの羽化ラッシュ。
何れにせよ、良い観察会になりました。
タグ
2018年7月23日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:文化館からのお知らせ
トラックバック&コメント
メニュー
琴引浜鳴き砂文化館の所在地
当サイトご利用上の注意
※当サイトのほとんどの写真等は、クリックで拡大表示ができます。
※当サイトの文章・写真・画像等すべての無断転載転用、商用販売を固く禁じます。