琴引浜の漂着物調査
11月3日に行われた琴引浜の漂着物調査を展示しています。
約30名で琴引浜の中央部、30mの幅で350mの砂の上の漂着ごみを収集しました。
海藻・流木・貝殻など自然分解できるごみは拾いません。人工の石油製品のごみ(自然分解に時間がかかり回収しないとずっと存在し続けるごみ)を拾い集めます。
約1時間かけて収集し、次は分別です。約2時間かけて網野高校ボランティアの生徒が協力してくれました。
さらに詳細に30年以上漂着物調査をしている、琴引浜ネイチャークラブハウスの安松さんに仕分けしていただきました。破片を見るだけで、医療廃棄物・漁具・花火の燃えカス等わかるものは仕分けされていました。
種類分けを見ると、ダントツに硬質プラスチックごみが多く、生活用品のプラスチッごみが多いことがわかります。
そして、ゴミをよく見ると韓国・中国のロゴが残っていて、漂流して日本海の沿岸に漂着するごみの多さを感じました。
日頃、清掃活動をしている琴引浜は一見きれいです。
大きなゴミは毎日回収しています。水産の漁網・ロープ発泡スチロールウキなど目立ちます。
琴引浜の駐車料金兼清掃協力費は、この漂着物回収費用に充てています。
約1800mの琴引浜だけでこのゴミの量です。そしてよく見ると、5ミリほどのマイクロプラスチックが砂浜に残っています。
ザルで拾い集めると…多くのごみが見つかります。
川や海、山に腐らないごみがこれ以上増えないように、人間が出したごみがこれ以上増えないように、取り組む必要があります。
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2019年11月17日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:文化館からのお知らせ
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