漂着物クイズ!
さて、これは何でしょうか?
キレイな貝がらと一緒に並んでいるこの白い物体は、何が作ったものでしょうか? 白い物体は薄く半透明です。大きさは4cm~10cmほど。
ヒント
この白いきれいな物体は、貝がらです。サイズは、12mm~20cmほどに成長していきます。メスしか殻を持っていません。オスはメスの10分の1、または20分の1の小さなサイズです。
現物を見ても、美しすぎてこれが自然の貝がらに見えない人もいて、プラスチックの作り物だと思う方もいますが、これは分類上貝類です。
この貝がらの中に何かいます! これがこの貝がらを作っています。
貝がらの名前と、この貝を作る生き物の答えは ↓ ↓ ↓
アオイガイ
アオイガイを二つ合わせると葵の葉に似ていることからこの名がついたと言われています。
そしてなんとこの貝がらを作っているのは、たこ!
別名『カイダコ』とも呼ばれています。メスは膜状の第一腕から石灰質を分泌して貝がらを作るとされています。
このアオイガイは、海の中を漂って暮らしているので、普通のタコのように岩穴に入って卵を産み付けるということが出来ません。
だから、自分で貝がらを作って、その中で産卵するんです。
当館では、実際にアオイガイを触って、感触を確かめることが出来ます。
ご来館者の中には、山陰地方の海岸で泳いでいて、浮遊しているアオイガイに出逢ったことがある!と言う方もおられました。
琴引浜でも例年11月末から2月頃にかけて、運が良ければ拾うことが出来ます! 時には大量漂着する年もあります。一昨年(2015年12月)冬には、100個以上のアオイガイを見つけることができました。
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2017年2月6日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:文化館からのお知らせ
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