ジオガイド研修会(経ヶ岬編)
山陰海岸ジオパークの東端「経ヶ岬」。
きれいな形状の流紋岩質の岩山(デイサイト)が連なります。
今年最後のジオガイド研修会は、この経ヶ岬で行われました。
天候は生憎の雨。
まずは、展望所から幽かに見える経ヶ岬灯台を目指します。
この辺りの海岸線には幾つかの洞門、洞穴が見られます。
遊歩道からも“海進洞穴”と呼ばれる、波によって出来た
洞穴を見ることが出来ます。
程無く経ヶ岬灯台に到着。
「灯台」といっても、それほど高くはありません。
なぜなら、この地点がすでに海抜144mありますので。
全国に5ヶ所しかない「第一等灯台」(レンズ径が一番
大きく、2,5m程あるそう)の内の一つ。
こんなものを発見。「波浪計」とあります。
天気予報などでよく「経ヶ岬沖の波の高さ」が報じられますが
この機械で計測しているのかも。
この灯台を支えているのがこの土台。
白いペンキが塗られていますが、石が積まれているのが判ります。
実はこの石、灯台下の岩場から切り出されたものだそう。
灯台から一気に140m下ってその岩場へ。
そそり立つ巨大な柱状節理。
経ヶ岬の名の由来、経本を広げたような形状です。
なるほど、周辺には到る所に掘削跡が残っています。
しかし、ここからどうやって上まで運んだんでしょう。
こんな面白い岩肌も。波の悪戯でしょうか。
説明を聞き損ないました。
この近くにはマグマの噴出口があった痕跡を示している
岩肌だそうです。 380万年前の出来事。
こんな岩肌、あちらこちらで普通に見るんですが、話を
聞いているととても興味深いものです。
色んな発見。
ジオの魅力って、そんなものだと思います。
タグ
2018年9月26日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:文化館からのお知らせ
トラックバック&コメント
メニュー
琴引浜鳴き砂文化館の所在地
当サイトご利用上の注意
※当サイトのほとんどの写真等は、クリックで拡大表示ができます。
※当サイトの文章・写真・画像等すべての無断転載転用、商用販売を固く禁じます。