アカウミガメ赤ちゃんの漂着
冬になると毎年のようにウミガメの赤ちゃんが琴引浜に漂着します。今年も甲羅長10cmほどのアカウミガメの子亀が漂着しました。1月18日朝、浜の職員さんが発見したもので、既に息絶えていました。本来、ウミガメは暖海を広範囲に回遊する動物です。不幸にも対馬海流にのって日本海に入り、低温と時化により衰弱して浜辺に打ち上げられたのでしょう。可哀相ですが、これも自然界の掟、厳しさです。
アカウミガメ 正面から
アカウミガメ 真上から
しかしこの子ガメは、死体といえども非常に貴重なものなのです。日本ウミガメ協議会の研究員の方の話では、ウミガメは日本各地の砂浜で産卵し孵化後すぐに海に入るのですが、その後の生態や足取り(回遊コース)が解明されていないそうです。つまり、浜辺に打ち上げられた子ガメには、非常に多くの貴重な情報が詰まっているのです。今回も早速、ウミガメ協議会の方へ連絡しました。
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2013年1月19日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:写真集~琴引浜だより~ 文化館
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