京丹後でジオガイド研修(城島)
先月に続き、京丹後でジオガイド研修。
今月は丹後町間人(たいざ)、“城島”で実施されました。
間人、“たいざ”と読みます。「間人ガニ」で有名です。
聖徳太子の母“間人(はしうど)皇后”が、争乱を避け身を
寄せた地として有名で、この地を去る(退座)とき、名
を残したことに由来する地名と伝えられている。
城島近くに「御所の坪」と呼ばれる住まいがあったとも
いわれ、古い井戸跡も残っている。
陸続きのように見えるが、“島”。
橋を渡ったところにある「説明パネル」。
水天宮の神社もあり、海の安全を祈願したしたそう。
さて、一行はこの辺りから「探検隊」に変身。
「怪しい岩肌」を発見。
少し判りづらいですが、二つの岩層の境に炎の揺らめき
のような文様が見られます。「火炎状構造」。
地層の傾斜や動きなどが判定出来るそう。
この島で見られる大きな「ドーム構造」の断面。
案内して下さるのは先月に続いて小滝篤夫先生。
周辺には到る所に大小の「ドーム構造」が見られる。
10万年以上前、この辺りでどのような地殻変動があったの
かが予測できる。
この岩肌にある綺麗な丸い穴は何だと思います。
これ「穿孔貝」という二枚貝が開けた穴だそうです。
話を聞いて“ビックリ”。
その貝は今もいるそうですが、これは古い時代の物。
近くに「間人小学校」がある。
校舎裏手の岩場には珍しい“海水プール”があります。
ジオパークの“名所”になりませんでしょうか。
来月は、お待たせしました≪立岩≫周辺を探索します。
ご期待下さい。
2018年6月29日
新型顕微鏡で微小貝の美しさをチェック
今月、新しく顕微鏡が設置されました。生物顕微鏡で40倍のサイズに拡大され観察することが出来ます。
すでに、微小貝・有孔虫・石英がセットされています。モニタに映し出すと・・・
こんなにきれい!! 明るくしないと微小貝の模様がわかりづらいので、ライトで照らして観察します。
さすが40倍の生物顕微鏡は、微小貝の模様や形がくっきりはっきりわかります。
ギャラリー画面では、撮り溜めた静止画面を観察していただけます。
有孔虫も美しい模様がはっきりとわかります!
自然の美しさをじっくり観察に、是非、お立ち寄りください。
【注意】精密な機械につき、取り扱いには十分ご注意ください。
2018年6月25日
親子で手作り体験(吉野小学校編)
6月は小学校の親子行事が多い月。
昨日は 地元吉野小学校4年生が親子でマリンクラフト体験。
フォトフレーム制作中。
構図とか、けっこう悩みますよねー。
完成。 左側の “顔” が可愛いです。
結構、お父さんやお母さんが真剣になってしまいます。
こちらのフォトフレームは迫力あります。
中に入れる写真が霞んでしまうかも。
完成した万華鏡を確認。「キレイ!」 満足な様子。
こちらはキャンドル作りに挑戦。
楽しい思い出になったでしょうか。
聞くまでもないようですね、表情からわかります。
最後は玄関前で記念撮影。皆さん有難うございました。
2018年6月25日
文化館で育てているく☆浜辺の植物紹介6月バージョン
ハマボウフウ(浜防風)・・・セリ科の多年草。葉に香気があって色も美しいため、刺身のつまとして利用されています。
ナミキソウ(浪来草)・・・シソ科タツナミソウ属の多年草。花期は6月~9月。和名は海岸の波が打ち寄せるような砂浜に生息していることから。青い小さな唇型花をつけます。
ユウスゲ(夕菅)・・・ユリ科の多年草。夏に100~150cmの長い花茎を出し、枝分かれして、淡黄色で気品のある花を次々に咲かせる。いい香りがあり、夕刻開いて、翌朝の午前中にしぼむ。はかない一夜の命。花期は6~8月。
コウボウムギ(弘法麦)・・・海岸の砂浜に群がって生える多年草。和名は茎の繊維を筆にした、これを弘法大師の筆に、穂を麦に変えた。
ハイネズ(這杜松)・・・立ち上がることなく地を這うように広がる。葉は針状で触れるとチクチクする。チクチクした葉は、屋根裏に置いてネズミ除けになるよう。
トウテイラン(洞庭藍)・・・オオバコ科の絶滅危惧種。花期は8月~10月。当館のトウテイランは、7月中旬頃に咲き出します。青紫色の花の色が中国の洞庭湖の水のようにきれいな瑠璃色であることからこの名がつきました。2009年から京丹後市の花に指定。
ハマベノギク(浜辺野菊)・・・キク科。海岸砂地に生える越年草。7月~10月に立ち上がった小枝の先に藤色の花を1個つける。
イソスミレ(磯菫)・・・海岸の砂地、磯に生える多年草。主に日本海側に育つ。花期は4~5月。今は、花芽が終わり種が出来、種を飛ばした後の状態です。濃い紫色の花はとてもきれいです。貴重な群落を守りたいですね。
2018年6月23日
今日の琴引浜
6月21日、「今日の琴引浜」情報です。
良いお天気ですが、訪れる方も少なく、キャンプ場も閑散としてます。
全長1,8kmの琴引浜中央部に「太鼓浜」と呼ばれる場所があります。
この標識の周辺砂面を“手のひら”で叩くと「ポンポン」と綺麗に鳴ります。
説明は避けますが、ご自身で体験してみてください。
浜の露天風呂に入浴してた男性。今日は貸し切り状態。
話を聞けば、豊岡から時々遊びに来られるそう。
「いつもいい湯加減ですね」と、おっしゃってました。
海水温も冷たくないそうです。
温泉横にはスナビキソウ。花はもう見られなくなりました。
上旬頃までは、周辺でアサギマダラ(渡り蝶)を見ることができました。
今日は浜を散策して植物観察をしてみます。
ノハナショウブ。
ハマボウフウ。セリ科の植物で食用にもなります。
湿地性の“食虫植物”モウセンゴケ。
葉の表面は粘着性があり、虫が触れるとアウト。
こちらも湿地性の多年草エゾミソハギ。
上記の湿地性植物はこの「白滝」周辺に自生する。
砂丘に蓄えられた雨水が岩盤層をつたいこの周辺に集まる。
泳いだ後のシャワーとしてよく利用しました。
冷たいのが難点。
“今日の琴引浜6月編” でした。
2018年6月22日
6月30日(土)山陰海岸ジオパークフェア出展のお知らせ
今月末の30日土曜日、鳥取県賀露町 かにっこ館周辺広場及びとりっこ広場にて、「山陰海岸ジオパークフェア」が開催されます。
京丹後市の琴引浜の鳴き砂体験も出展します! 鳴き砂体験にお越しください。
微小貝をご存知でしょうか?
2ミリ~3ミリほどの小さな巻貝です。でもこれで立派な親貝。きれいな海に生息する貴重な巻貝です。
探して見つける体験コーナーも設置します。 見つけた貝がらはお土産に持って帰れますよ!
また、鳴き砂の主成分である透明の高温石英もとってもきれいですね~。
6月30日、山陰海岸ジオパークフェアの会場でお待ちしております。お馴染みの“さかなクン”トークショーも予定されています。
2018年6月16日
親子で手作り体験
6月某日、兵庫県より子供会御一行様来館。
「親子でマリンクラフトを体験してみよう」という企画。
了解をいただいて、ちょっと覗かせて頂きました。
フォトフレーム(写真入れ)に貝殻やビーチグラス
で飾り付け。
中睦まじく“親子で”キャンドル作りに挑戦。
むしろ、お父さんのほうが真剣になってる感じです。
こちらは流木フレーム。 「アカネちゃん」ですか。
赤い貝殻がきれいだね。
幹事さんは少し時間が気になったようでしたが、子供たち
の楽しげな様子に「まあいいか」といった感じでした。
“思い出”と“自作のお土産”を手に、皆さん満足そうでした。
2018年6月13日
夏休み企画 第2弾 恐竜時代の化石に触れる体験教室
恐竜時代の1億5千万年前の化石を磨き上げ、ペンダントを作る体験教室のご案内
体験日によって、作るものが違います。さぁ!君は何にトライする!!
石こうを溶かし、化石のレプリカ作りもお勧めです。どんな色に仕上げるかは、君の自由!
参加には、お申し込みが必要です。各回、先着15名の限定体験です。お申し込みはお早目に!
【お問合せ・申込み先】
琴引浜鳴き砂文化館 〒629-3112 京都府京丹後市網野町掛津1250番地 電話 0772-72-5511 E-mail kotohiki@nakisuna.jp
開館時間:9時~17時 定休日:火曜日
2018年6月11日
夏休み企画 第1弾 アブラゼミ羽化観察会
夏休みを利用して、アブラゼミの羽化する様子を親子で観察してみませんか?
セミに詳しい講師がレクチャーします!!
参加ご希望の方は、琴引浜鳴き砂文化館へお申込みください。
また、セミ羽化観察クイズに親子でトライして見てください。答え合わせは、観察会で!
2018年6月8日
25thはだしのコンサート2018 応援ありがとうございました。
6月3日(日)晴天の中、海風を浴びながら、琴引浜にて『はだしのコンサート』が今年も開催されました。
今年のサブタイトル ~Seve the Earth!マイクロプラスチックから地球を救え!~
ビーチクリーンアップでは、多くの方が趣旨に賛同し、琴引浜での漂着物を拾ってくれました。特に石油製品のプラスチックごみを拾っていただくよう、ザルの貸し出しを行いました。
漂着物にはどのようなものがあるのか!
シートに分別して嬉しいゴミ(貝がらや高温石英など)、困ったゴミ(レジンペレットやプラスティックの破片など)との違いを知っていただきました。
網野高校ボランティア部の生徒たちが中心となり、『漂着物でワークショップ』、『ゴミリンピック』など運営してくれました。
琴引浜で拾ったゴミを分別し、10個づつ貼り付けている様子。
漂着ごみの分別と貼り付けは大変な作業でしたが、一目でどれだけ漂着があったかよくわかります。
一般社団法人JEAN様のご協力で、マイクロプラスチックの説明紙芝居の展示も行いました。海洋汚染の現状がよく分かります。
また、21年前の『ナホトカ号重油流出事故』の当時の様子など、パネル展示を行いました。
会場を見渡すと、フリーマーケットやフードブースが17店舗。賑わっています。
メインステージでは、今年も趣旨に賛同してくださったアーティスト5組とオープニングアクトでは、和太鼓DON、Hula Lehua、、ぱるてぽるてが盛り上げてくれました。
山元サトシfromキッサコ
野田順子 ステージ横では、久美浜高校、峰山高校軽音部の有志が音響設備のお手伝い!
秋人
ACE
アルケミスト 会場からお題をいただき、お馴染みの即興も歌ってくれました!
アーティストセッション!
琴引浜の保全活動に積極的に参加している地元の小学生たちが、『これからもきれいな琴引浜を守っていきます!』と宣言。
数年前に島津小学校卒業生が作成した曲『琴引浜によせて』を合唱、「白砂・・・いつまでも鳴き続けてほしい・・・」と歌い上げました。
最後に網野高校ボランティア部から、漂着物調査の報告!
長時間にわたる分別作業、お疲れ様でした!
25thはだしのコンサート2018は、多大なご支援と多くの方のご協賛・ご協力で運営されています。
ご協力いただきました皆様、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
2018年6月7日
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